お世話になります。くらしナビの上田です。
営業のキャリアが長いが、私は新卒から数年コピーライターをしていた。
関西でのコピーライターの立ち位置は微妙だ。
とにかく、ハードである。
とにかく徹夜が基本である。
とにかく締め切りがあるから、休めない。
コピーライターは華やかな広告業界というイメージがあるがそれは、電通、博報堂の一部クリエイターだけの話でプロダクションの扱い、特に関西はひどいものだ。
日本の広告業界には、クリエイティブに関してお金を払う文化がない。
つまり、広告枠を売ってなんぼの世界だ。かといってクオリティが求められないわけではない。そして納期はあきれるくらい厳しい。
早い、安い、うまい。を地でいかないと、プロダクションは残れない。
私が入っていた会社は特にひどく
所属した3年間で、退職していった人間は30人以上いた。
私も色々なブラック企業を渡り歩いてきたが
(くらしナビは違いますよ)
その当時の会社での仕事は、私のブラック企業人生の中でも、究極の部類だ。
ある時、旅行パンフレットの校正をしていて、人がいないから、根性でやれといわれた。
しかし、分量的に一人で納期までに絶対にできる量ではなかった。
結果として三日徹夜が続いた。
私はもともと徹夜できる体質ではないのだがそのときは、仕事ということもありしかたなくやり続けた。
もちろん誰も助けてくれない。みんな自分のことで精一杯なのだ。
三日目くらいから、あまり記憶がない。目は開けていて仕事はしているがたぶん、意識は落ちている。やはり結果として、誤字などのミスが出た。
そんな生活が数年続いた当時の私は、友達に言わせると表情がなかったらしい。
楽しいときに楽しい顔、悲しいときに悲しい顔が出来なくなっていた。
人間は追い込まれてはじめて本気を出すとかいうが、本当に肉体的にも精神的にも追い込まれまくると、エネルギーを使う感情という要素を切ってしまう。
今もたまにこの頃の後遺症なのか、新しい人に出会うと
感情表現があまり出ないといわれたりすることがある。
それ以来私は、「根性」という言葉をあまり信用していない。